人間は生き物ですから人間らしさを大切にしてほしいと思っています。
常識を疑い、時代とともに進化していくべきだと思います。
先日、間違った意味で使われている言葉が取り上げられていました。
文化庁にが実施している「国語に関する世論調査」の結果、「おもむろに」という言葉は「動作が静かでゆっくりしている様子。」を意味しますが、「ゆっくりと」であると回答した人が44.5%で、「不意に」であると回答した人が40.8%もいたそうです。
年配の方の正解率は高かったのですが、若い層の人たちにとっては、不意にという意味でつかわれているのが日常になっています。
「小春日和」もまた、初冬の頃、穏やかで暖かな天気を意味しますが、季節に関係なく「穏やかで暖かな天気」と回答した方が41.7%でした。
「確信犯」もまた、「悪いとわかってて行う」のではなく、「正しいことと信じて行う」犯罪者のことですが、両方の意味でつかわれています。
以前、テニススクールでヘッドコーチをしていたころ、「ヤバい」という言葉を連発する若い新人コーチたちに、「ヤバい」は生徒の前では恥ずかしい言葉だから口にしないよう指導していました。
しかし、今となっては、テレビの中でも「ヤバい」は日常の言葉になっています。
そもそも「ヤバい」の由来ですが、その歴史は数百年前からとも言われています。
「やばい」は時代とともに意味を変えながら存在していたようです。
江戸時代には、犯罪者を収容する施設、牢屋を厄場(ヤクバ)と呼んでいたのだそうです。
牢獄へ入れられるほど危ない橋を渡るといったような意味からヤバに転じ、末尾に「い」を付けて危険を表すような形容詞となりました。
盗人の隠語と変化した「やばい」は、「具合の悪いさま」や「不都合」を表すような言葉になっていきました。
戦争時代には、看守を「やば」と呼んだことや、「夜這い」が転じて「やばい」となった時代もあります。
戦後、不良言葉の中に「危ない」と言う意味で「あやぶい」と言う流行語があり、「やばい」と言う言葉になった時代もあります。
若者言葉として定着していき、「格好悪い」という意味が追加されました。
センスの悪さを馬鹿にされる格好悪さで使用されていたが、逆の発想の「凄い」という意味が加わり、大きな変貌を遂げました。
現在では肯定・否定を問わず「ヤバい」が用いられるようになり、一般的に誰でも使う言葉になりつつありますが、私自身は抵抗のある言葉に変わりありません。
正反対の意味にまで変貌していったのは、若者言葉と言うより時代のなせる業なのでしょうね。
国民の約半数が、本当の意味と違う解釈で使用している言葉「おもむろに」などは今後変化していく言葉になるのでしょうか?
歴史を客観的に観てみると、時代とともに言葉を使用する年齢層がだんだん高くることで、日常用語として定着していく言葉になるのでしょうね。
明日の運命予報をお知らせします。
運命予報占いとは、太陽星座=地球が太陽の周りを回る一年を12等分に分割するのに対して、月が地球の周りを回る27.3日を1日ずつ27部屋に分割したものです。
12月14日(月)は第22の部屋所属の日となります。そして最凶悪日を迎えるのは第7の部屋となります。
ワースト3部屋は以下の通りです。27部屋のうち、××(最凶悪日)が1部屋、×(凶日)が2部屋巡ってきます。
(××)第7の部屋
(×)第16の部屋
(×)第25の部屋
この日は、基本何事もうまくいかない日となります。
無理せず、悪い日ということを自覚し、しっかりと向き合うことが大切です。
運命予報占いは「悪い日」をお伝えすることで「人生の転ばぬ先の杖」として生活を悔い改め、精進することを心掛けるものです。
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さい。
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