天文学や気象学にはブルームーンという用語はなく、定義もはっきりされていないのです。
Blue Moon は、二分二至(春分・夏至・秋分・冬至)で区切られた季節の中に4回満月があるときに、その3つ目をブルームーンと呼びます。
四季の季節の長さは3ヶ月なので、通常は3回満月になります。
しかし、満月の間隔は平均すると平均朔望月の29.530585日なのに対し、1ヶ月は平均30.436875日でわずかに長い。
季節の最初の数日以内に満月だった場合、季節の終わりまでに4回満月となります。
各季節の中の最初・2番目・最後の計12回の満月にはそれぞれ固有の名があります。
しかし、4回の満月がある場合、3回目だが最後ではない満月がブルームーンと呼ばれるのです。
1946年に天文雑誌『スカイ&テレスコープ』がこれを誤解し、ひと月のうちに満月が2回ある場合に、その2つ目をブルームーンと掲載したが、これは誤りであったことが確認されている。
現在においてもこの記事の内容をそのまま引用している例が多い。
皆さん、本当のことを知らずにブルームーンというのはやめましょう!